平均点6.0の10点満点
GK アリソン 7点
安定した守備で無失点を支えた
この試合を通じて、安定感のあるパフォーマンスが光った。スロット体制に移行してからは、後方でのビルドアップも堅実にこなし、相手に決定的なチャンスを与えないプレーを披露。チームの無失点を支える重要な存在として、守備で大きく貢献した。特に相手のゴール前の危険な場面では、冷静な判断と技術でピンチを未然に防ぎ、その実力を改めて証明した。
CB ファンダイク 6.5点
キャプテンとしての責任感が光るパフォーマンスを披露
今シーズンもキャプテンマークを巻き、後方からチームを支える絶対的な柱は、今日も安定したパフォーマンスを見せた。守備面では、ディフェンスラインを的確に統率し、チームの無失点に大きく貢献。ビルドアップでも冷静さを保ち、安定感のあるプレーを続けた。特に2点目のシーンでは、ファンダイクのロングフィードを活かした見事な得点が生まれ、その存在感を再び示すことに成功。今年もチームの大黒柱であることに疑いの余地はない。
CB クアンザー 5点
ビルドアップは安定も、対人プレーで苦戦
ビルドアップの場面では落ち着いて対応できているシーンが見られたものの、対人プレーに関しては、クアンザーにとって厳しい一日となった。イプスウィッチのデラップとの競り合いでは分が悪く、1対1のデュエルでも劣勢が目立ち、結果として前半のみでの交代を余儀なくされた。
SB アレクサンダーアーノルド 7点
リバプールの右サイドを支えるアーノルド、後半に攻撃を活性化
イングランド代表では中盤でのプレーが多いアーノルドだが、リバプールでは今シーズンも右サイドバックでの起用が有力だ。守備面に課題があるため、前半は自陣右サイドから攻撃を受ける時間が長くなったものの、彼の真骨頂とも言えるロングボールや高速クロスで、前線への供給役としてチームの攻撃をサポートした。前半は中に絞る機会が少なかったが、後半に入り偽サイドバックとして中盤に入ることで、攻撃に厚みを加えることに成功。特に1点目のシーンでは、アーノルドからサラーへの絶妙なパスが決定打となった。
SB ロバートソン 6点
ロバートソン、センターバックラインでの貢献と課題
昨シーズンからアーノルドが中盤にポジショニングする影響で、ロバートソンにはバランスを取るためにセンターバックラインでのプレーが多く求められている。今シーズンもその課題は残るものの、豊富な運動量と経験を活かしてうまくカバーし、チームの無失点に貢献した。前半には危なげな処理から失点に繋がりかねない危険なシーンもあったが、攻守ともに堅実なプレーを続けた。ただし、プレシーズンでツィミカスが良いパフォーマンスを見せており、ロバートソンにとっても油断できない状況が続いている。
DMF フラーフェンベルフ 7.5点
アンカーポジションに定着の予感、新たなバランサーとして台頭
昨シーズンはチームに貢献できなかったが、今シーズンのアンカーポジションの座はこの男が握りそうだ。まだこのポジションに完全には慣れていないものの、長い手足を活かした守備や、ドリブルで局面を打開するプレーが光った。昨シーズン後半から出場機会を掴んだ遠藤航とは異なるタイプだが、後方からチームを支える新たなバランサーとしての存在感を示している。
DMF マクアリスター 6.5点
フラーフェンベルフとの連携で中盤を支える、リバプールの要としての存在感
今日はフラーフェンベルフとダブルボランチを組み、中盤でチームのバランスを保つ役割を果たした。プレーでは無難にボールを捌き、守備では激しいプレーで存在感を示し、今シーズンもリバプールの要としての役割が期待される。まだコンディションは完全ではないが、これから徐々に調子を上げていくだろう。
OMF ドミニク・ショボスライ 7点
攻撃の要として輝くショボスライ、連携でイプスウィッチを苦しめる
今日のショボスライは攻撃の要としてその存在感を示し、やはり攻撃的中盤が彼に最も適していることを証明した。豊富な運動量で上下に走り続け、後半に入ってからはアーノルドやサラーとの連携でイプスウィッチを苦しめた。昨シーズン後半は怪我の影響でコンディションが思うように上がらなかったが、今シーズンのショボスライは昨シーズン序盤のような躍動感溢れるプレーを見せている。
RMF モハメド・サラー 8.5点 MVP
エジプティアンキング、開幕節でプレミアリーグ新記録達成
今シーズンも健在なエジプティアンキングは、チームの勝利に大きく貢献した。1点目のシーンでは、相手の背後を巧みに取ったサラーが先制点をアシスト。さらにその5分後には、自らゴールネットを揺らし、チームの2点目を決めて勝利を引き寄せた。試合を通じてボールタッチの精度にやや欠ける場面も見られたが、時間が経てばコンディションは整っていくだろう。今日のゴールで、開幕節におけるゴール数は9となり、プレミアリーグでの新記録を樹立。シアラーやランパードといった過去の記録を完全に抜き去り、優勝のためには彼の力がまだまだ必要だ。
LMF ルイスディアス 6点
ディアス、ドリブル突破で左サイドの攻撃を活性化
今日も果敢なドリブル突破で左サイドの攻撃を活性化させたディアス。ドリブルのキレはまだ完全には仕上がっていないものの、デュエルでは勝ち続け、左サイドの攻撃を担う重要な存在であると言っても過言ではない。ドリブル突破からのシュートは見応えがあったが、ディアスが目立つシーンは少なかったものの、局面を打開する力は今シーズンもチームに大きく貢献するだろう。
CF ディオゴ・ジョタ 8点
ジョタ、値千金のゴールでチームを救う
後半15分、1点が遠のく中で冷静に値千金のゴールを決めたジョタ。センターフォワードとして前線からの守備や相手を背負ったポストプレーなど、攻撃の中心として活躍した。アレクサンダー・アーノルドからのヘディングを決めたかった場面もあったが、チームの開幕ゴールを決めたことはこの試合において非常に大きな意味を持った。今シーズンも怪我なく試合に絡めれば、ファーストチョイスとしての地位は揺るがないだろう。